立ち技のみボクシンググローブ着用3分3R制オープニングマッチは2分3R
特別延長戦1回のみ(インターバル60秒)
- 勝敗の決定
- ノックアウト(KO)、テクニカルノックアウト(TKO)、反則による失格、不戦勝、ノーコンテスト(無効試合)、及び判定による決定
- 勝敗(判定)基準
- レフリー及びジャッジ3名により決定される。判定の場合3名(3ポイント)中2ポイントを獲った方が勝者となる。各ラウンドのポイントの優劣、ダウン、反則、ダメージの度合い等を考慮し、決定されるものとする。尚、ポイントは僅差で1P、大差なら2Pのロスとし、ダウンは2Pを失う。警告を受けた選手は−1ポイントとする。
- 減点について
- 反則技等を用い、警告を与えられた場合、1ラウンド中に2度の警告を受けた選手にイエローカードが出され、2ポイントの減点スコアとなり、更に3度目の反則行為を行った選手はレッドカード(失格)となり相手側の反則勝ちが成立するものとする。また悪質な反則については即レッドカード宣告もありうる。(カードを受けた選手は別途罰則規制あり)従って、劣勢選手がイエローカードを出された時、最低でも3Pの減点となる。(試合終了の可能性あり)
※尚、イエローカードが出た選手は出場料の10%減額、レッドカードの場合、出場料の30%カットされる。
- 反則事項(全てレフリーの自由裁量により下されるもの)
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- @あらゆる消極的な闘い、カウンターを狙ったり相手を警戒し過ぎるため積極的に攻めずファイティングスピリットが感じられない内容のもの。
- Aレフリーの「ファイト!」「ゴー!」の声を受け入れず膠着行為ばかりで間合いを取って攻めず、またあらゆる指示に従わない行為。
- B膠着時、レフリーの「ストップ」「ブレイク」で再開するが従わず怠慢な様をみせる行為、又すぐにファイティングポーズをとらない姿正。
※技の決まる可能性のない膠着は即ブレイクとなる。いずれにせよ立ち技からのスタートとなる。
- Cサミング(目への攻撃、接触)は故意によらぬ、打撃中のものはやむを得ぬものとする。
- D頭突き、関節技、締め技、逆手、あらゆる投げ、ヒジ打ち。
- E顔面へのヒジ打ち、掌打、金的への攻撃
- F倒れた相手、背後からの攻撃。(試合の流れによる後方からの攻撃は認む。)
- G唾を吐く、噛みつく、組み付く行為(首相撲による攻撃は可。但しヒザ蹴り1回までとする)
- H明らかにダウンした相手に執拗に攻撃を仕掛ける、又踏みつける行為。
- I故意に場外へ出る、逃げる行為、及び相手を場外へ出す行為。
- J相手のコスチューム、防具類を掴む行為。
- K自らグランド状態になり、ダウンを期待する行為。
- L身体にワセリン等の油脂類を塗布すること。
- M試合中、選手、セコンドがレフリー、ジャッジ、ドクターの指示に従わず、自己主張し、粗暴な態度とみなされる行為。
- N試合中、セコンドがリングに上る、コートから離れる、リングロープやコーナーポストに触れる行為。
- O双方もしくは両方の選手陣営が作り試合を行う行為、練習試合的な態度で試合に臨む行為(レフリーの判断で決断する。)
- アクシデント
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- @負傷の原因が相手の故意の反則による場合、レフェリーは一定時間負傷した選手を休ませて様子を見るが、それでも選手が回復せず、試合続行不可能な時は反則者の反則負けとする(反則者の失格)。但し、金的への攻撃による負傷は、故意であるか無いかにかかわらずその状況となっても偶発性の事故として処理する。
- A負傷の原因が負傷者自身の不注意による場合は、負傷した方の負けとする(負傷者の失格)。
- B負傷の原因が双方の偶発性による場合
1.トーナメント:試合を続行できる選手の勝ち扱いとする。
2.ワンマッチ:ノーコンテスト(無効試合)とする。
- C反則を犯したほうに過失がなければ、金的によるダメージに関しては最大5分間の休息時間を与え、その結果試合続行が出来ない場合、試合続行可能の選手を勝ち扱いとする。
- D負傷者が出た場合、試合を継続させるかどうかは、リングドクター、審議員長、審議員、審判員が協議のうえ決定する。その際、リングドクターは負傷個所への最低限の治療(止血、テーピング等)を行うことができる。
- E試合中、選手の口からマウスピース、コンタクトレンズが落ちてしまった場合、原則としてはレフェリーがこれを拾い、そのラウンドの終了後に選手のコーナーに戻すものとする。
- F試合中にパンツがずれるなどの不注意によるものは、タイムストップし、減点1ポイントとする。
- サポーター等
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選手は、負傷などのいかなる理由であれ、ゴムやプラスチックなど、通常使用するテーピング用テープまたはバンテージ以外の材質のプロテクターを着用してはならない。但し、その負傷の状態によって、リングドクターあるいは審判員がこれを必要と認めた場合には、以下を厳守したうえでこの使用を許可する。
1.伸縮性のテープ、サポーター、以外は使用しない。
ここで使用するテープ、サポーターなどは、主催者ならびにリングドクターは一切支給しない。
試合開始後の負傷個所へのテーピングは、リングドクター以外一切禁止する。
なお、審判員の指示に従わない場合、注意、警告、減点の可能性もある。
- グローブチェック
- 選手は、グローブを着用する前に各自バンテージチェックを受け、封印したテープに競技役員のサインを受けなければならない。また、このチェックを受けた後は試合が終わるまでグローブは外せない。もし封印を解いた痕跡がある場合、選手は再度グローブチェックを受けなければならない。
また、グローブには、いかなるものも塗ってはならないし、変形を施してはならない。なお、審判員の指示に従わない場合、注意、警告、減点の可能性もある。
- バンデージは、柔らかい布であって、片方の手に巾は2インチ(5.1センチ)長さは10ヤード(9.14メートル)を越えてはならない。バンテージは、控室でインスペクター立会いのもとに着け、その内部にいかなる物体も巻きこんではならない。バンテージを安定するために片方の手に幅1インチ(2.5センチ)長さ6フィート(1.83メートル)の粘着性テープ(工業用を除く)を使用することは差し支えない。ただしこれを拳頭に使用してはならない。
- 審議
- 試合中、明らかに不適格と思われる審判員の裁定があった場合には試合を中断し、他の審議員ならびに審判員を呼集したうえで、VTRの再生を含め、その判断が的確であったか審議を行うことができる。
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- @試合中もしくは終了後直ちに、レフェリーがリング上で「審議」を宣言する。
- A選手は、レフェリーによってニュートラルコーナーでの待機を命じられる。
- Bセコンドは、ラウンド中と同様に指定された場所に待機しなければならない。但し、選手が負傷している場合は、リングドクターのみが最低限の治療をすることができる。
- C選手をリング中央に呼び、レフェリーが審議結果を宣言する。
- D裁定ならびに審議の内容について、リング上で審議員長が説明をする。
- 異議申立
選手または所属団体の責任者は、審判員の宣告および判定に対し、大会終了時まで異議申し立てを行うことはできない。異議申し立てがある場合は、書面にて大会終了後2週間以内であればこれを競技統括委員会に提出することができる。競技統括委員会は、異議申し立てがあった場合、2週間以内にこれを審議し、書面にて返答しなければならない